作者 | ジャン=カーロ・パスクット, Gary Linscott |
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開発元 | Gary Linscott, Alexander Lyashuk, Folkert Huizinga, others |
初版 | 2018年1月9日 |
最新版 |
v0.30.0
/ 2023年7月22日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C++ |
対応OS | Windows, Mac, Linux, Ubuntu, Android |
種別 | チェスエンジン |
ライセンス | GPL-3.0 |
公式サイト |
lczero |
Leela Chess Zero(リーラ・チェス・ゼロ、略称: LCZero、lc0)は、フリーでオープンソースのニューラルネットワークに基づくチェスエンジンならびに分散コンピューティングプロジェクトである。開発の陣頭指揮を執るのはプログラマーのGary Linscott。LinscottはコンピュータチェスエンジンであるStockfishの開発者でもある。Lella Chess Zeroは囲碁エンジンLeela Zeroのチェス版である[1]。そしてLeela ZeroはGoogleのAlphaGo Zeroプロジェクトを基礎としており[2]、AlphaZeroの論文の手法をチェスに適用することで検証することも目的としている。
Leela ZeroおよびAlphaGo Zeroと同様に、Leela Chess Zeroはチェスの基本ルール以外のチェス特異的な固有知識を与えずに始められた[1]。Leela Chess Zeroは次に繰り返し行う自己対戦からの強化学習によってチェスをどうのように指すかを学習する。自己対戦にはLeela Chess Zeroウェブサイトで連係される分散コンピューティングネットワークを用いて行われた。
2020年現在、Leela Chess Zeroは3億局以上の自己対戦を行っており[3]、従来のトップチェスプログラムであるStockfishと比肩する水準で指す能力がある[4][5]。